三重県 Nさま 母の桐たんすを娘に贈る

金物を変えて

明治生まれのお母さまの桐たんすをどうしても捨てることができず、娘さまに使ってもらえるよう再生に出されました。仕上がり色や金物など一緒に相談させてもらい、じっくりと決めていただきました。

元々付いていた金物は、箱引手と言われるもので、引出しの前面を引手に合わせて掘り加工して取り付けるものです。長年の使用で劣化が見られたため、今回、金物もせっかくなので新しくしたいと希望されました。新しい金物は、しっかりとして厚みがあり、落ち着いた程よい艶があり、仕上がりの色「時代茶」とも良く合うので、これからまた桐たんすとともに長くお使いいただけると思います。