桐タンスの金物~メッキ直し

今日は冷え込んでいますね。
関東では11月の初雪が54年ぶりということ
ですが、これから来る本格的な寒さに備えを
しなければと、まずはあったかいセーターを
着こんでいます。
作業場からは、金物の取り付けを行っている
音がします。

最近は、桐箪笥の修理をするお客さまの中でも、
元々の金物を気に入っていて、きれいにして再び
使いたいということで、「メッキ直し」を
希望される方が多いです。

この金物は鉄さびという色ですが、
金、銀、ブロンズ、仙徳、古美等様々な色を
選べるので、「メッキ直し」で再び金物を
使い込んでいってもらえたらと思います。

「メッキ直し」とは…
メッキというと、メッキが剥がれるとかの言葉の
イメージで、私はメッキ直しと聞いて、何かを
塗るという、塗装というイメージがあったのですが……
少し違うみたいです。

メッキとは、金属または非金属の表面を
他の金属の薄膜で覆うこと。
また、そのようにしたもの。防食・装飾などの
ために行い、方法には電気鍍金・溶融鍍金・
蒸着鍍金などがある。
goo 辞書 より

「メッキ直し」は、再メッキする、メッキを
施し直すという表現で考えてもらうといいの
かもしれません。
金物によってはメッキ直しが難しいものも
ありますが、今の金物を活かしたいと思われて
いましたら、是非ご相談ください。