『桐箪笥のうた』知ってますか?

先日「ラジオを聞いていたら、『桐箪笥のうた』
っていうのがあったよ。」と、我が家が
桐タンスの再生をしていることを知っている方から、
教えてもらいました。

いったいどんな歌なんだろうと、興味津々で
楽しみに帰って、この情報を主人に伝えたら、
「そうそう、あるある。」………と。
すでに同じようにラジオで聴いて知っていたようです。

昔からある歌なのか、童謡らしきものなのか、
想像がつかないけど、早速聴いてみると、
『桐箪笥のうた』は、Kさんの新曲でした。

父親が生まれる前から家にあった桐箪笥の目線で
歌われたウェディングソング。
優しく家族を見守っていた桐箪笥のうた。
と説明されていました。


我が家は、桐タンスを再生しているため、
様々な方から、桐たんすにまつわる物語や
想いをよく聞かせてもらっています。

ある方からは、嫁入りの桐タンスを両親と
街まで買いに行き、帰りは自分だけバスに
乗せてもらったそうで、
「バスの窓から見えた、大八車に桐タンスを載せて、
大事そうに押して歩く父と母の姿が忘れられないから、
桐タンスは捨てられない」とお話していただきました。

現在は自動車がビュンビュンと走るあの道を
桐タンスを載せた大八車を押して歩くなんて・・・
と驚いてしまいました。
親御さんの思いが、桐タンスなどの嫁入り道具には、
たくさん詰まっている特別なものなんだなあと思いました。

『桐箪笥のうた』を聴き終わり、この桐箪笥を
いつの日か、娘さんにも受け継いで
使っていってほしいなぁと先の物語を考えたり、
二人で想像がふくらんで、しばらく桐箪笥談義が
止まらなかったのでした。