桐タンス修理~虫食い

年が明けて、もう1カ月が経ってしまいました。
あたたかなお正月のあと、寒い日が続き、
屋根に積もった雪がドスンと音をたてて落ちてくるので、
1月は慣れない雪かきの日が続きました。
春が待ち遠しいです。

さて今日の桐箪笥修理です。
引出しの前板を指で撫でていると、あれっ?
何かおかしいなと感じ、先の細い道具(突き通し)で、
気になる部分を突き刺してみると、
やっぱり虫食いでした。

つついていくと、虫食いの範囲がどんどん広がります。
どこまで続くのかと、少し不安になりそうな勢いでした。

虫食い部分を欠き取り、似た木目の新しい桐材に
張替えます。虫食いの範囲は、前板の半分程
でしたが、張り替え部分が
目立たないように、
今回は、虫食いの幅一列全てを欠き取ります。


見た目では分かりづらい虫食いもあるので、
指で撫でて確認します。