桐タンス修理~洗い

梅雨入りしましたが、今日は貴重な晴れ間を利用して、
桐たんすを洗いました。

特に梅雨の季節は注意が必要で、天気と相談して、
作業の段取りをしています。

桐箪笥の修理は、金物を外して、
全体を一度きれいに洗うことから始まります。

以前の塗装(砥の粉)、汚れや埃などが、
桐箪笥の内部や表面を洗うことで、
茶色の水となって流れ出てきます。

実際に、このように桐タンスを洗うことから、
名古屋や大阪など西日本方面では、桐タンスを
再生することを『洗い』という言い方をされる方が
多いです。他に『洗濯する』などもあります。


陰干し中の引き出しです。
お風呂上がりのような、さっぱりとした木肌です。