桐タンス修理~金物取り付け

夏のような暑さが続いたと思えば、
ここ二日ほど雨とともに肌寒くなり、
上手い具合に使いきった灯油でしたが、
再び買ってしまいました。

体に不調が表れている方も多いと思います。
気圧の変化は頭痛や倦怠感など、
体や心の調子に影響があるそうです。

このような時こそ、規則正しい食事や
十分な睡眠を心掛けたいですね。


近所の川沿いの桜も葉桜となり、
景色が日に日に変化しています。
川を挟んで向こう側は、
ハナミヅキの花が見頃を迎えていました。

さてさて、現在修理している桐箪笥です。

再生も終盤となり、
金物を取り付ける工程に入りました。


上の写真は最初に
金物を外した時のものです。
引手や丸座錠など鉄でつくられていて、
手にも良く馴染んで重みもあり、
男前の金物です。


これは丸座錠です。
錠前と丸い座が一体になっています。


ひっくり返すと、
こんなふうになっています。
三角の尖った部分を
木に差し込んむことで、固定されますが、
このような古い金物を取り付ける前には、
ちょっとひと手間を加えます。


ドリルで穴を開けて、
表から釘でも固定できるようにします。


また、小鋲をアルファベットの
「J」のように
曲げたりします。
これは背板など薄い部分に隅金具を
取り付ける時に使います。
打つには少しコツが必要ですが、
よく利いて、抜けにくいです。

ちょっとひと手間を加えると、
古いものでも再び安心して
長く使えるようになると思います。

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