桐タンス修理例 愛知県名古屋市Nさま
今回再生された桐箪笥は、お家の建て替えを機に、
お祖母さまのお嫁入り時のものを、
上台部分をテレビ台として活かしたいと、
ご依頼いただきました。
修理前の桐たんす
黄色で囲った上台部分を再生します。
長い間、右の引戸を開けて、左の引戸に重ねた
ままになっていたそうで、左右の引戸の絵の色に
差がありました。
木地修理後の桐たんす
新たに木の脚を製作しました。
再生後:仕上がりの色:オイル仕上げ(ライトブラウン)
テレビ台にするため、天板も製作し取り付け
ています。
引戸:花唐草文様の和紙に張り替え
元々の引戸の絵は、和の印象が強いことや、
左右の色の違いもあり、新しいものに
張り替えることになりました。
和紙とオイル仕上げのあたたかな質感は
良く合います。
「祖母が大切にしていた桐タンスでしたが、
いつの間にか奥の部屋に使われることなく
しまわれていました。今回、おしゃれな
テレビ台に生まれ変わって、またこれから
長く使えるかと思うと嬉しいです。」
と感想をいただきました。
今回の桐たんす再生では、木の脚が付いた
見本の桐タンスの写真をご覧になり、
「このような雰囲気で」と決められました。
木の脚を付けることでナチュラルな印象に
なったかと思います。
長くお使いいただける桐タンスに再生する
ことができ、私たちも嬉しく思います。