おばあちゃんの桐タンス、その後
最近のおばあちゃんの桐箪笥です。
おばあちゃんとは一緒に住んでいなかったので、
桐タンスは、おばあちゃんの部屋にあったん
だろうなぁというくらいの記憶しかありませんでした。
夫が桐タンスを再生しているので、おばあちゃんの
桐タンスを持っている伯母の家に見に行き、
再生することになりました。
はっきりとした記憶は無くても、おばあちゃんの
桐たんすというだけで、かわいいなぁと思い、
愛着がわきました。
この桐箪笥を久しぶりに見た母の感想は、
「この桐たんすで遊んだわ」でした。
ええ!!桐箪笥で遊ぶってどういうこと?
と思いましたが、よく聞くと、引戸の中の
引出しに入っている物を色々見たり、
『そこに入っているお金を持っていっていいよ』
とおばあちゃんに言われて、もらったり
していたそうです。
母にとって、思い出すおばあちゃんの桐箪笥の
思い出は、”遊んだ”ということなんだと、
とても新鮮でした。
桐箪笥を見ただけで、おばあちゃんとの思い出や、
母の小さい頃の話が聞くことができ楽しかったです。
きっと、それぞれの人が桐タンスとの思い出を
持っているんだと思います。
私が思っているより、桐タンスは
奥深いものなのかもしれません。