桐タンスお届け待っています。
先月、伊勢志摩サミットが終わりましたね。
伊賀は伊勢志摩とは離れていますが、
高速道路などの規制や通行止めがあったので、
なるべく遠出は控えるようにしていました。
その間、作業に励んでいます。
桐たんすの木地修理
今は木地修理をしているところです。
気密性のある桐タンスは、引出しを入れたら、
他の引出しが出てきます。
隙間を埋めても造りによっては、引出しが出ない
桐タンスもありますが・・・。
引出しの上端に桐材を足し、棚板との隙間を
なくして仕込み直しています。
足した引出しの上端や側面を、削っては入れを
何度か繰り返して調整をし、桐たんすの
機能を回復することを目指して修理しているようです。
これから始まる梅雨の季節は、桐が水分を吸って
膨らむので、引出しがかたくなるのですが、
そうなることで、中の品物を守ってくれます。
このような桐タンスの機能を発揮させるために、
この引出しの調整が重要だと言っていました。
桐たんすの梱包
こちらは現在、お届けを待っている修理を
終えた桐たんすです。自分たちでお届けする時は
このように梱包してから伺っています。
運び入れる順番があるので、上台、中台、下台と
書いておくと、スムーズに運び入れることができます。
この桐箪笥は横幅が120cmなので少し大きめです。
桐はやわらかいので傷が付きやすく、再生した
桐箪笥はきれいにお届け出来るように梱包も
細心の注意が必要です。
部屋いっぱいにシートや巻き段ボールや
プチプチを広げて順番に桐箪笥を包んでいきます。
きれいになってもとのお家に戻るまで、あと少しです。
桐たんすも何となく緊張しているのかなぁ。