桐タンス修理例 三重県津市Sさま

お家をリフォームされたのを機に、前回の
桐箪笥に続き、二棹目は飾り棚の再生依頼を
していただきました。

(修理前の桐の飾り棚)

もみじの透かし彫りが施され、引戸や扉には、
アクセントとして黒檀が用いられています。


また、引戸に取り付けられた、きれいな彩色の
戸引手は、洒落た印象です。



塗装が剥がれたり、角が丸まり、傷や凹み、
欠けなど、使い込まれた跡が全体的に見られました。

(木地修理後)

(再生後)仕上がりの色:オイル仕上げ(ブラウン)

桐のやわらかな質感と良く合うオイルで
仕上げています。

(納品、玄関に設置後)

お家の中にある家具は、受け継がれたものを
少しずつ手直しされながら、今も現役で
お使いになられていて、とてもあたたかみが
感じられました。使い込むほどに愛着を
感じておられるようでした。

今回の飾り棚も再生後は玄関に設置されました
ので、こまごまとしたものをしまっておける
収納として、また、お家の顔としてお客様を
あたたかく迎え入れてくれる飾り棚になる
ことと思います。